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概要

エコジン12・01月号

大分県中津市にある風の丘葬斎場と公園(1997)。公園は中央にくぼみがつくられ、空だけが見える空間になっているる時、学生が、20年前に私が手がけたプロジェクトの場所に行って写真を撮ってきてくれたのですが、園路には細かなヒビがたくさん入り、ベンチはボロボロになって……という具合に、昔からある廃墟のように古びた場所になっていたんです。その場所のように、地元の方に長い間親しまれ、使い続けてもらうことによって存在し続け、最後には元からそこにあったかのような、その土地の風景に還っていくような場所をつくることに、この仕事のやりがいを感じますね。あ築家の槇文彦さんとタッグを組んでつくった、火葬場を改築し、その側に公園をつくる「風の丘」というプロジェクト(大分県)が心に残っています。嫌われてしまいがちな火葬場という場所と一体になった公園をつくることで、親しみを持ってもらうことを目的としました。喪に服す人々と、子どもたちが遊ぶ空間が重なる、不思議な空間が出来上がったのが印象的でした。建仕事のやりがい・意義心に残っている仕事デザインのアイデアを書くスケッチブックは常に持ち歩く。手作業で製図を行うことを大切にしているため、使用する文房具には、シャープペンの太さは必ず0.9mmといった細部にわたるこだわりがある1 ) スケッチブック2 ) 手帳3 ) 巻尺4 ) 三角スケールシャープペン(B0.9mmを使用)5 ) 製図の際に消しゴムを払う刷毛6 ) デジタルカメラランドスケープの仕事に欠かせないマストアイテム1日のスケジュール9:00 事務所に立ち寄り、進行中のプロジェクトについて指示をする10:30 大学で講義12:00 昼食14:00 プロジェクトの現場を視察16:00 大学に戻り、研究室ゼミなど18:00 事務所でメールのやりとりなどの事務作業を行う19:00 退社→→→→→→→(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会 『 ランドスケープアーキテクト 』 に興味のある方は… http://www.cla.or.jp/1 ) 2 )5 )6 )3 ) 4 )