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概要

エコジン12・01月号

南アフリカ共和国第2の都市ダーバンは、美しい海岸線にリゾートホテルが立ち並ぶ人気の観光地 南アフリカは、ライオンやゾウを含む「ビッグ5」に代表される野生動物に出会えるサファリ体験も人気です。クルーガー国立公園をはじめとする多数の自然保護区があり、2016年9月には第17回ワシントン条約締約国会議(COP17)のホスト国となりました。自然保護の表舞台で存在感を高めることで、国民、特に子どもたちの環境保護意識向上に役立つことが期待されています。ワシントン条約の締約国会議開催で国民の自然保護意識を向上国際会議 世界有数の美しいビーチで知られるダーバン市では、2014年より「クリーン・マイ・シティ」というプログラムがスタートしました。英国の経済学者ロビン・マレーが提唱した、ゴミをリサイクルなどで処理するのではなく、そもそも出さないようにするという概念“ゼロ・ウェイスト”を基本としたものです。ゴミの分別・収集、街の清掃といったシステムが新たな職を創出します。また、街の変化を通し、「自分の街だから、自分が率先して始めよう」という市民の意識改革も目指しています。市民一人ひとりが責任と愛着を持って街を美しく維持することが、環境保護だけでなく、観光客を増やし、経済的、社会的好循環に繋がるのです。世界的な観光地ダーバン市の「クリーン・マイ・シティ」プログラム3 R 良質な味と手ごろな価格のワインも人気です。2010年からは、国が定めた環境保護ガイドラインに則って生産されたワインには、品質と持続可能性を保証した「サステイナビリティ認定シール」がつい環境保護ガイドラインに則った美味しくて環境にやさしいワイン持続可能な農業ています。ぶどうの収穫場所、農薬の使用量、耕作面積に対する収穫量など、独立機関からの厳しい監査を経て、認定を受ける栽培農家や醸造業者が増えています。c南アフリカ観光局COP17でも注目された、野生動物に関する議案。サイは2015年にアフリカで1,342頭が密猟され、過去最悪の数字となったのっとのっと29