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概要

エコジン12・01月号

世界の環境事情は今、どうなっているの? 各国の最新情報をお届けします!人口 : 5,495万人(2015年)総面積 : 約122万?動物保護区 : 約580カ所平均気温 : 1月→20.6℃/7月→12. 1℃(ケープタウン)サブサハラ・アフリカ※の全GDPの20%を占める南アフリカ共和国。19世紀後半にダイヤモンドや金が発見され、鉱業で成長してきた、アフリカ地域の経済大国です。最近はワインやジュース、オリーブオイルなど良質な加工品も人気です。[ お話を伺った人 ]Beryl Rose Sisulu 大使駐日南アフリカ共和国大使館(ベリル・ローズ・シスル) 特命全権大使 ※アフリカのサハラ砂漠よりも南に位置する国と地域の総称。 南アフリカ共和国は、2016年11月、パリ協定を批准し、温室効果ガス削減の具体的目標に取り組む準備を整えました。2002年に「持続可能な開発に関する世界首脳会議(WSSD)」がヨハネスブルグで開催されたのを機に、国民の環境保護意識が急速に高まりました。2015年のWSSDでは「持続可能な開発目標」を掲げ、2030年までに貧困や飢餓、気候変動、エネルギーなどの分野で持続可能な社会を実現する決意を表明しています。観光資源でもある多様な自然を有しながらも、貧困問題が深刻な我が国では、環境保護と安定した社会を両立するバランスのとれた開発が不可欠です。そのためにも、国、企業、国民が共に意識を改革していくことを目指して、まずは教育機関において、子どもたちに向けた早期の環境教育に力を入れています。国、企業、国民の全員参加で目指す貧困改善に繋がる持続可能な社会『南アフリカ共和国』28 エコジン