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概要

エコジン12・01月号

エコジン球温暖化対策には、大きく分けて「緩和」と「適応」の2 種類があります。緩和は温室効果ガス排出を抑制することで、最優先で取り組む必要があります。これに対して、温暖化による影響に備えた対策をあらかじめ行い、被害を軽減しようとするのが「適応」です。例えば、温暖化の影響で想定以上の大雨が降ったときに、どのような洪水被害が生じるのかを予測し、あらかじめ堤防を高くする、避難計画を立てるといった対策を講じることや、暑い日は水分を補給し、涼しい場所で過ごすという熱中症対策も適応のひとつです。これからの温暖化対策は、緩和と適応の両輪で臨まなければなりません。環境省では、気候リスク情報の提供を通じ、地方公共団体や企業などの取り組みを進めるための基盤として、「気候変動適応情報プラットフォーム」を国立環境研究所に設立しました。これに伴い、気候変動の影響への適応に関する情報を発信するポータルサイトも開設しました。エコに関する旬な話題を勉強しよう!地球温暖化は、世界各地でさまざまな分野に影響を及ぼしています。その進行を食い止める対策として、温室効果ガスを削減するなどの「緩和」が知られていますが、最近では「適応」に注目が集まっています。今回は、この「適応」について、わかりやすく解説します。地球温暖化への適応今月の授業8 月29日に開設されたポータルサイト。適応に関する情報を一元的に発信している1時間目 「適応」って、どんな考え方?第2特集地基 礎 編16