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概要

エコジン12・01月号

14 滋賀県草津市の湖南地域にある12の企業が、身近に流れる狼川に目を向け、生き物の観察や水質調査を継続して行っている活動。2010年5月から年4回、6カ所の定点で観測を続け、草津市の環境課や琵琶湖博物館などとも連携して、精度の高い観測を行っている。 狼川は市内の水田地帯や住宅地、工場地帯などを通る、生活の場に近い小さな河川。暮らしの中にある自然に目を向けることで、環境意識を高めることにもつながっている。「ありがたいことに調査を始めてから6年間、目立った水質や生物の変化は見られていない」と参加企業のひとつ郷インテックスの近藤行和氏。今年からは調査の際にゴミ拾いも開始。地域の小学校とも連携して子どもたちも調査に参加するなど環境教育にもつなげている。「下流ではブラックバスなどの外来種が見つかっていますが、上流では多くの生物が生息しており、子どもも楽しめる良い環境を保てていると感じています」と今後も調査を継続しながら環境を見守り続けていく。https://www.facebook.com/konanikimono/湖南 企業いきもの応援団「企業の持続可能な経済活動」と「地域の自然再生への貢献」を両立させるため地元企業がタッグを組んで、市内を流れる狼川を見守る活動を続けています。湖南 企業いきもの応援団いきもの保全に取り組む中小企業カワムツドンコヌマムツ毎回各社を代表する有志が集まり調査に参加。タモ網を使って川の生物を捕獲するなどして報告書にまとめている地域の子どもが参加する地域公開講座狼川の調査風景まもろうおおかみがわおおかみがわ