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概要

エコジン12・01月号

12「 動物園のなかに作った“近所の自然”」。それが東京都武蔵野市にある井の頭自然文化園の「いきもの広場」だ。広場内に整備された雑木林や草地、池といった多様な環境へ自然に集まってくる生きものたちを探し、見つけて、触れる体験の場としている。訪れた子どもたちは、スタッフが指し示す場所をヒントにバッタやカマキリを草の中から見つけたり、土を掘ってカブトムシの幼虫を探したり夢中になって広場内を飛び回る。2人の息子と参加したお母さんは「良い体験ができました。こういう場所があるのはありがたいですね」と笑顔をみせた。 教育普及係の阿部万純さんは「 “これだけ豊かな自然環境があるから、生きものもたくさんいるんですよね”と言われることがありますが、街にある街路樹や植えこみなどにも生きものはいっぱいいます。ここでの経験を生かして、近所の公園などに目を向けて、もっと生きものを身近に感じてほしい」と話す。いきもの広場が生きものの存在に気付く目を養い、興味を持つきっかけづくりになればと願っている。都会では、生きものと自然なかたちで触れあうのは難しいと思いがち。でも探し方さえわかれば、木や土や草にいる生きものを見つけることができるのです。(公財)東京動物園協会 井の頭自然文化園いきもの広場で遊ぼう!生きものがひそんでいる場所をスタッフが教えると、最初はおそるおそる見ていた子どもたちも虫に自然と触れるようになるhttp://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/ikimono_hiroba/井の頭自然文化園カマキリカブトムシの幼虫クビキリギスふれよう