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概要

エコジン10・11月号

09食品もったいないセール坂屋上野店で年に3回開催される「食品もったいないセール」。賞味期限が迫ったり商品改定のために販売できなくなった加工食品類が店頭に並ぶ。価格はもちろん特価。過去には85%引きの商品が並んだこともある。「賞味期限内に食べるならおいしく食べられるものばかり」と、担当するバイイングスタッフの浅川幸治さんは商品に自信を持つ。 一般的に、業界には「3分の1ルール」という商慣習がある。例えば賞味期限6カ月の加工食品の場合、期限が残り2カ月を切るものは店頭から撤去されて問屋などに戻され、その後廃棄される。近年では各社徹底した管理の元、昔ほど在庫を抱える時代ではなくなったものの、やはりロスは発生してしまう。この無駄に目をつけた商社と組んでイベントを開始。徐々に人気を呼んで、売り場面積が当初の3倍となる名物催しに成長した。今年2月のセールには、オンライン通販「ベルメゾンネット」で取り扱っている商品も店舗に登場した。 「ブランドイメージが悪くなるなどの理由で参加していただけない企業もありますが、そこを突破して、今後さらに商品を充実させて食品ロスの削減に貢献し、お客さまにも喜んで頂きたい」と今後の開催にも意欲的だ。→http://www.matsuzakaya.co.jp/ueno/index.html松坂屋上野店セール時には、開店前に行列ができるほど。次回の「食品もったいないセール」は2017 年2月16~21日に開催予定賞味期限が近くなった商品以外にも、少し割れてしまっているなど、十分食べられるのに商品にならない、いわゆる“ワケあり”品も並ぶ松しょうかんしゅう