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概要

エコジン10・11月号

工業製品に多く使用されてきた石綿 石綿(アスベスト)は、天然にできた、非常に細い鉱物繊維で、丈夫で変化しにくいことから建材や断熱材といったさまざまな工業製品に使用されてきました。1970年~ 90年にかけて、年間約30万tという大量の石綿が輸入されており、その8割以上は建材に使用されたと言われています。しかし、石綿は肺がんや中皮腫を発症する発がん性が問題となり、現在では新たな石綿製品の製造・使用等が禁止されています。FILE No.03身近にあるさまざまな環境問題と私たちの健康との関係についてご紹介します。みんなのカラダと環境のお話症 状  中皮腫や肺がんなど石綿(アスベスト)による病気に心当たりのある方は、以下にご相談ください。? 仕事中に石綿を吸い込んだ可能性のある方→労災保険相談ダイヤル t el.0 5 7 0 - 0 0 6 0 3 1? その他の方→(独)環境再生保全機構 t el.0 12 0 - 3 8 9 - 9 3 1▲石綿を使用していた当時、建材として吹付け施工をしている様子潜伏期間が長く、呼吸器系の症状が多い 石綿製品を扱う輸入業、建設業で仕事をしたことのある方は、石綿を吸い込んだ可能性が高く、また仕事上でなくても、何らかの形で石綿を吸い込んだ場合、病気になることもあります。石綿を吸い込むことにより発症する病気には、中皮腫や肺がんなどがあり、特に中皮腫は発症までの潜伏期間が40年前後と非常に長いのが特徴です。[ 中皮腫の主な症状 ]? 息切れ? 胸痛? 咳? 発熱? 全身倦怠感などCAUTION処方箋写真提供(: 独)環境再生保全機構けん  たい かんクロシドライト(青石綿)?33