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概要

エコジン10・11月号

エコジン染を進める地域の中で、警戒区域または計画的避難区域の指定を受けたことのある地域は、「除染特別地域」として国が直轄で除染を行っています。除染特別地域の11市町村のうち、平成28年7月31日時点で、田村市、楢葉町、川内村、大熊町、葛尾村、川俣町、双葉町の7市町村で、地域の中をくまなく除染する「面的除染」が終了しました。残りの4市町村でも作業が進み、優先して行っている宅地の面的除染については飯舘村と富岡町で既に終了し、南相馬市で96%、浪江町で78%が実施済みです。 除染やインフラ・生活関連サービスの復旧が進んだことなどにより、田村市、川内町など5市町村の避難指示が解除され、避難先から住み慣れた地元に戻って生活を始める人も増えています。農業の再開、住宅の改修など、復興や生活再建に向けた取り組みにより、地域が明るさを取り戻しています。 昨年9月に避難指示が解除された楢葉町では、今年、6年ぶりに本格的な米作りが始まっています。 上繁岡水田復興会の生産者の皆さんは、3年間にわたり、避難先から町に通って除染後の農地6年ぶりに米作りを再開した上繁岡水田復興会の皆さん3時間目 地元の方は今どうしているの?除「6年ぶりの営農再開は、町復興の第一歩」の手入れを続け、米作りの再開に向けて準備してきました。田植えを行ったのは5月21日。復興会の佐藤充男会長は、「まだまだ課題はありますが、第一歩を踏み出すことができました」と、故郷で再び農業ができる喜びを語りました。農業は町の基幹産業。松本幸英町長も「農業の復興なくして町の復興なし。農家の皆さんとともに歩んでいきます」と力を込めます。今年、町制施行60周年を迎えた楢葉町。節目の年に、町は復活に向かって新たな一歩を踏み出しました。 たむらしならはむらおおくまいいたてむらとみなみえまちおかそうままちみなみまち かつら お むら かわ また まち ふた ば まちかみしげおか避難指示解除(現時点)面的除染終了宅地の面的除染終了面的除染実施中除染特別地域帰還困難区域富岡町楢葉町川内村浪江町川俣町飯館村南相馬市大熊町双葉町葛尾村田村市国直轄除染の進捗状況地図28年6月30日時点)東京電力福島第一原子力発電所まちかわうち(平成28年7月31日時点)18