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概要

エコジン10・11月号

14私達が普段使っている日本の紙幣は、1万円で4~5 年、5,000円や1,000円で1~2年で傷んでしまうため、世の中を流通して日本銀行に戻ってきた際に細かく裁断されます。裁断される年間約3,000tの紙幣のうち、7割がさまざまな形でリサイクルされており、固形燃料や住宅の建材、トイレットペーパー、肥料、さらにはうちわなどにも生まれ変わっています。紙 幣うちわ日本銀行年間20万t廃棄されるホタテの貝殻。その処理は、ホタテが多く産出される北海道特有の課題となっていました。日本理化学工業株式会社では、この問題に着目し、ホタテの貝殻を再生活用するため、世界で初めて微粉末にしてチョークに配合を行いました。ホタテの貝殻を細かく砕くと粒子が棒状になり、それをチョークに利用することで粉の飛散をおさえ、書き味のなめらかさを実現することが可能になりました。チョーク日本理化学工業株式会社JR東日本では、列車や駅から排出されるさまざまな廃棄物を削減するためにリサイクルを積極的に進めています。駅や列車の分別ゴミ箱で回収した雑誌や新聞等は、社内の事務用紙等にリサイクルして使用。回収したペットボトルの一部は、JR 東日本の制服として生まれ変わっています。また、使用済みのきっぷもトイレットペーパーなどにリサイクルを行っています。東日本旅客鉄道株式会社ビルや公共施設などに備えつけられた消防ホースは、その9割が一度も使われることなく新品同然の状態で廃棄されていると言われています。パティーナ ジャパンでは、こうした未使用のまま廃棄される消防ホースを回収し、洗浄・乾燥した後にさまざまな形のバッグとして生まれ変わらせています。耐久性や耐水性に優れたホースを材料としているため、丈夫で、1つとして同じものはないのが魅力です。消防ホースバッグパティーナ ジャパン変わりダネリサイクル編さまざまな種類があるリサイクルの中から、思いがけないモノに変身している変わりダネを紹介します。ホタテ貝ペットボトル制 服