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概要

エコジン10・11月号

10→http://bookcrossing.jpブッククロッシング・ジャパンなたの本を世界中に旅させてみませんか」? 『BookCrossing(ブッククロッシング)』と名付けられたその活動は、2001年にアメリカで始まり、現在では世界130カ国、約163万人が参加している。方法はとても簡単で、読み終わった本をブッククロッシングのHP上で登録。その本を「ゾーン」と呼ばれる決められた場所に置き、新たな読み手に託すだけだ。ネットで検索すれば、自分の手放した本が、今どこにあるのかを追跡することができる。 ブッククロッシング・ジャパン代表の財津正人さんは、「この活動は “メッセージ・イン・ア・ボトル”※の本版のようなもの。そこにITの普及によって、自分が手放した本の現在地がわかるという面白さが加わっています。本はリユースしやすいものなので、これをきっかけにしてシェアやリユースに親しむ人が増えたらいいですね」と話す。実際、財津さんが広島で置いた本は東京へ、その後カリフォルニアへと海を渡った。 現在、日本にあるゾーンは78カ所。世界にはタクシー内や図書館の一角がゾーンになっている国もある。日本でもゾーンを増やすために、活動に賛同してくれる場所を募集中だ。この取り組みが広がれば、いつの日か「本を捨てる」という発想自体がなくなるかもしれない。ゾーンを提供している、ギャラリー&カフェ「ギャラリー世田谷233」。個人が作品などを展示・販売できるレンタルボックスの一画に、ブッククロッシング・ゾーンが設けられているブッククロッシング読み終わった本を資源回収に出すのもひとつのエコですが、1冊の本を大勢で楽しんだり、「読む」以外の面白さを見つけるのも、新しいエコの形です。最近のちょっと気になる「本×エコ」の動きを紹介します。あ本 棚※瓶に入れて、川や海に流された手紙のこと。ボトルメールともHP 上で登録した本にはID が発行され、ラベルを貼ることでブッククロッシング中の本であることを示す。IDを検索すれば、その本がこれまで旅してきた道のりが分かる