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概要

エコジン04・05月号

環境省のレッドリストに挙げられた日本の希少な生き物たちや、日本の生態系に悪影響を与える外来種(侵略的外来種)について紹介します。vol.16さらに詳しい情報はコチラ!希少種について…「希少な野生動植物の保全」http://www.env.go.jp/nature/kisho/index.html外来種について…「外来生物法HP」http://www.env.go.jp/nature/intro/※外来種の報告は、外来いきものセンサスへhttp://ikilog.biodic.go.jp/希少種ベッコウトンボLibellula angelina生息地静岡県、山口県および九州(福岡県、大分県、鹿児島県)大きさ成虫の体長は約38mm、羽を広げた大きさは70mm程度絶滅危惧ⅠA類(CR)はねベッコウトンボは、4枚の翅それぞれに、はっきりとした褐色の斑点があるのが特徴で、平地の池や沼に生息します。開発や干ばつなどの急な環境の変化に弱く、アメリカザリガニやオオクチバスなどの外来種に食べられてしまうことも心配されています。種の保存法に基づく「国内希少野生動植物種」に指定され、捕まえることなどが禁止されています。また、けどういんちょういむた鹿児島県祁答院町の藺牟田池にあるベッコウトンボの生息地は、平成8年に、開発などが規制される「生息地等保護区」に指定されています。『レッドデータブック2014 -日本の絶滅のおそれのある野生生物-5昆虫類』2014年発行環境省自然環境局希少種保全推進室編!侵略的外来種オオクチバスMicropterus salmoides原産地北アメリカ主な被害生態系に関わる被害・水産業に関わる被害備考特定外来生物釣魚として人気のある種で、意図的に全国各地で放流が行われ、現在では北海道を除く日本全国に定着しています。主に魚類や甲殻類を補食しますが、生息環境によっひなては昆虫類、両生類、水鳥の雛や小型哺乳類などを食べることもあり、生態系に著しい影響を与えています。オオクチバスが侵入した水域では希少な生物が減少しているため、各地で防除が行われています。E I Cネット「ようこそ、外来種問題の世界へ」http://econavi.eic.or.jp/ecorepo/live/series/4631