ブックタイトルエコジン０４・０５月号

概要

エコジン０４・０５月号

電力を10年間で6.5Wから約0.2Wまで下げてきたが、それをインクジェットプリンターで0.04W、レーザープリンターで0.02Wという業界の常識を覆す数字にまで引き下げた。事業所や生産拠点ではCO?の排出量削減に努め、2009年から国内8事業所を対象として「2020年度までに1990年度比で30%の排出量削減」を目標に掲げている。従業員らの省エネ活動をはじめ、設備機器を最新のエコモデルに更新するなど、できることを細かく実行。海外の生産拠点(アメリカを除く)では、「2006年度比で売上高原単位比20%削減」を目指した結果、7年も前倒して、2013年度に目標を達成した。環境推進部の竹内誠シニア・チーム・マネージャーは「生産拠点では、さらに空調、動力、照明に対する省エネ活動を展開し、環境にやさしい生産工場=“エコファクトリー”化を進めていく予定です」と話し、今後も環境に配慮した取り組みを前進させるとしている。ブラザーエコポイント活動を実施従業員やその家族を対象にして、「不要な照明を消す」「節水する」「マイカップを使う」などのエコな行動に対してポイントを付与する「ブラザーエコポイント活動」を実施。蓄えられたポイントは、従業員や家族がボランティアで参加する環境保全活動費用に利用されている。その一例が、岐阜県郡上市の「ブラザーの森郡上」での植樹や間伐作業。この活動によってこれまでに約4,800本の苗木が植樹されている我が社の約束グループを挙げてサイト環境負荷削減に取り組み低炭素社会の形成を促進します。梱包の工夫でCO?排出量も削減大切な製品を守るのに、梱包の強度はゆずれない。しかし同社はここにも環境負荷低減を求め、体積を約5%削減する目標を設定。通常は梱包が小さくなれば耐久性は落ちるものだが、ダウンサイジングを図りながら、衝撃にも耐えられるよう、梱包の構造を開発して目標を達成。その結果、輸送効率が高まり、2014年モデルのプリンターでは、輸送時のC O ?排出量を年間約5 5 0t削減した消耗品リサイクルシステムを構築して循環型社会づくりに貢献します。従業員の環境意識を向上させ、自らが参加できる環境保全活動につなげていきます。森林の復元・保全などに取り組み、生物多様性の保全に貢献します。https://www.eco1st.jp/company.html?id=5025