ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

エコジン04・05月号

“エコな工場”でエコな製品を製造ブラザー工業株式会社ミシンから情報通信機器へ時代の先を読む力で環境活動も実施。業界トップレベルの省エネ性能を製品に付与するため、商品開発に力を注ぐ。写真(右下)は「塗装レス」と「グリーンスタンバイ」技術を搭載したカラーレーザー複合機「MFC-L8650CDW」。また環境配慮型製品を生産するのであれば、工場も環境にやさしくあるべきという考えのもとで、工場のエコファクトリー化も進めている。太陽光発電システムを導入したり、効率の良い空調や照明機器への転換を行って省エネに取り組み、C O ?排出量の削減を行っているブラザー工業を中心とするブラザーグループでは、製品の開発段階から、消費者が使用し、その後廃棄して再利用に至るまでのサイクルを想定。それぞれのステージごとに環境負荷を低減する取り組みを行っている。開発・設計の段階では「業界トップレベルの省エネ性能を達成しているか」などをチェック。材料の選択段階では「有害な化学物質を含んでいないか」、製品使用時には「エネルギー使用量は最小限になっているか」などを常に考えている。売り上げの約7割を占めるプリンターや複合機の情報通信機器には、こうした環境配慮の工夫が随所に見られる。例えばカラーレーザー複合機「MFC-L8650CDW」では、塗装工程で発生する大気汚染物質(VOC)を削減するため、製品を「塗装レス」にしながらも光沢のある外観を保つ技術を搭載。梱包も最小化を図って、輸送時にかかるCO?排出量削減にも貢献している。さらに、究極の“待機電力ゼロ”を目指した技術「グリーンスタンバイ」を搭載。これまでも省エネ技術を高めて待機24エコジン