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概要

エコジン04・05月号

ふだん耳にすることも多い「3R」という言葉。知ってはいるものの、実際に行動に移している人はどのくらいいるでしょう?私たちが身の回りでできるコトを学びながら、もっと暮らしに3Rを取り入れてみませんか。「リデュース・リユース」からはじめよういま、循環型社会を目指すために優先すべきなのが、3Rのうち、リサイクルに比べて優先順位が高いものの、取り組みが遅れている「リデュース(発生抑制)」と「リユース(再使用)」です。これまでこのコーナーで紹介してきた、食品ロスの削減や容器包装軽量化などの取り組みのほかにも、さまざまな広がりを見せるリデュース・リユースの試みを取り上げます。さまざまな「リデュース・リユース」すぐにサイズが合わなくなり、捨てられてしまうことも多い子ども服。山口県宇部市では、2012年度より「子育て支援リユース事業」を開始。ボランティアが運営に携わり、子ども服をはじめ、絵本、ベビーベッドやおもちゃといった子育てグッズを、市内に設置している回収ボックスで回収しています。子ども服と絵本はほぼ月1回開催されるリユースフェアで、そのほかのグッズは年6回開催される子育てグッズリユース広場で無料譲渡。子育て家庭の経済負担の軽減にもつながっています。宇部市の「子育てリユース支援」昨年度からはスポーツ用品の回収も開始。リユースフェアの開催日は、入場整理券を求めて朝から行列ができるSHY FLOWER PROJECT(廃棄花のリユース)廃棄花をファッション性の高い商品としてリユースしているPhotographer : Misaki Nasu結婚式場やイベントなどでは、ほんの数時間飾られただけで廃棄される装飾花が少なくありません。2013年、コピーライターの古橋あや香さんらが開シャイフラワープロジェクト始した「SHY FLOWER PROJECT」は、そんな廃棄花を回収し、クリエイティブにリユースしようという取り組みです。ボランティアメンバーが結婚式場などへ出向いて、まだきれいな廃棄花を回収。ドライフラワーなどに加工し、アクセサリーやファッションショーなどの装飾花としてリユースしています。20エコジン