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概要

エコジン04・05月号

密着!飼育員さん活動REPORT飼育員さんは、普段どういった仕事をしているのでしょうか?ここでは、対馬野生生物保護センターの飼育員さんたちの取り組みに密着してみました。対馬野生生物保護センター環境省・長崎県・対馬市の共同で管理運営を行っている、対馬の野生生物の保護拠点。絶滅危惧種であるツシマヤマネコの保護、生息環境や生態の調査をはじめとして、野生生物について知ってもらうための普及啓発にも取り組んでいる。ツシマヤマネコの「福馬」くん飼育員さんプロフィール笹沼萌さん赴任5年目。飼育業務、トレーニング、保護個体の検査、飼育施設の清掃などを担当。私たちの仕事を紹介します!INFORMATION住所:長崎県対馬市上県町佐護棹崎公園内TEL:0920-84-5577URL:http://kyushu.env.go.jp/twcc/REPORT 01生態調査へ足跡やフンなどの痕跡調査や、自動撮影機を使った個体調査・生息状況調査等の実施を通して、ツシマヤマネコの生息分布を把握したり、生息環境の改善へとつなげている。以前は対馬の上島にしか見られなかったヤマネコが、下島北部まで分布を広げたことが最近の調査で判明した。ただし、100頭弱と推定される個体数(50年前には300頭近くいた)は増えていないことから、生息状況が良くなっているとはいえないと考えられている。(上)発信機を付けたツシマヤマネコを、調査員がアンテナと受信機を使って追跡する/ (下)フンの多くは、おなかの調子を整えるために食べるといわれているイネ科の植物が混ざっている14エコジン