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概要

エコジン10・11月号

12福島県の「汚染廃棄物対策地域」とは 岩手県で通常の約9 年分、宮城県で通常の約14 年分……これら膨大な量の災害廃棄物は、目標期日である昨年3月末にその処理が完了した。 一方、福島県では、「対策地域内廃棄物」の処理が着々と進んでいる。「対策地域」とは、「汚染廃棄物対策地域」のことで、放射性物質汚染対処特措法に基づき、国がその地域内にある廃棄物の収集・運搬・保管及び処分を実汚染廃棄物対策地域避難指示解除準備区域居住制限区域帰還困難区域仮置場が整備されたところから順次搬入している。重機などにより破砕・選別処理を行い、再生利用も進めている。エコジン主な災害廃棄物等の種類津波による災害廃棄物被災家屋等のうち、市町村の罹災証明において「半壊以上」と判定された家屋については、受付・調査を行った上で、解体撤去を実施している。被災家屋等の解体により発生する廃材等帰還の準備を行う方の希望に応じて、家の片付けごみの回収を実施している。回収した廃棄物の一部は、仮設焼却施設等で処理している。家の片付けごみ川俣町川内村田村市飯舘村葛尾村浪江町双葉町大熊町富岡町楢葉町南相馬市施する必要があると指定した地域をいう。 福島県楢葉町、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村及び飯舘村の全域並びに田村市、南相馬市、川俣町及び川内村のうち、旧警戒区域及び計画的避難区域が対象となる(上図参照)。【特集】 東北復興の今「帰還」のために東日本大震災によって、東北地方沿岸部では大量の災害廃棄物等が発生しました。岩手県・宮城県では昨年その処理が完了し、福島県でも着々と処理が進行中です。福島県の災害廃棄物処理(2015年9月末現在)りさい