ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

エコジン04・05月号

ホタルビオトープ(大分県日田市・大山ダム)ダム上流に位置する約300平方メートルの空き地を利用して2 0 0 8年1 0月に完成。植生はダム湛水地内に生息するエノキ、モミジ、コケなどを移植し、土や石なども基本的にはすべて地域内のものを移動して使用することで、沸き水を利用したせせらぎを再現。翌年3月、地元小学校の児童がゲンジボタルの幼虫約300匹を放流した結果、5 ~ 6月にはホタルの飛翔が確認された。完成後のモニタリングの結果、多様な生物が観察されている。の場としても積極的に活用していきたいですね」のりめんこの大山ダムの法面(人口斜面)緑化に採用された「ネッコチップ工法」も、同社の独自技術。表土を含む現地発生土と、伐採木を破砕した生のチップ材をリサイクルすることにより、在来植生の復元や生態系の保全を可能にした法面緑化工法だ。「現場発生土の中には多くの微生物が繁殖し、自生の植物種子が混入しています。これを利用して生育基盤を造成するため、周辺植生と調和した緑化復元が期待できます」今後、日本におけるインフラ整備は「大更新時代」に突入する。こうした環境技術の進歩が、豊かな自然環境を次世代に伝えるためのカギとなるに違いない。我が社の約束クマさんの環境教室東京都内の小中高校生を対象に、2002年から実施している環境学習プログラム。地域のNPO法人と連携し、「氷の融解による海面上昇」「水の二酸化炭素吸収」「保水性舗装は涼しくなるか?」などの講座や、ホタルビオトープや屋上緑化の見学などを通じて「自ら考え、自ら行動できる人材」を育成するのが狙い。2014年末までに、のべ1,417名の児童・生徒が受講している。熊谷組オリジナルの環境読本『クマさんのエコブック』も作成した。建設事業を通じて「低炭素社会」の構築を推進します。工事現場において「循環型社会」の形成を推進します。「自然共生社会」を目指し、生物多様性に配慮した取組みを推進します。「持続可能な社会」の実現のためにグリーン購入を推進します。環境に配慮した技術、手法の開発、改良、普及に努めます。地域社会の環境保全活動に積極的に参加します。環境情報を積極的に開示し、コミュニケーションに努めます。https://www.eco1st.jp/company.html?id=31文/梅澤聡25