ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

エコジン02・03月号

今月のお題COP21に向けて“ガンバレCOP!”今年末にフランスで開催されるC O Pで、温暖化対策の新たな国際的な取組の枠組みが決まるという。ドキドキだね。だって、それで人類の行く末が変わってきそうだもの。地球の気温が2度上がるかどうかで大きな影響が出るという。そこを守れるかどうかの大きな試金石かつゆるゆると迫り環境やエコに関するしりあがり寿さんがになりそうなんだね。しかし京都議定書からもう18年、温暖化を止めるために二酸化炭素の排出量を減らせばいいって、何年も何年も前から分かってるのにちっとも減ってない気がする。確かに二酸化炭素を減らすのは大変だ。コストもかかるし生活が不便になるかもしれない。でも温暖化の結果、食料問題が起こったり、いろいろアブナイことになるよりはずっます。コミックとエッセイプロフィールアレコレについて、で鋭く!第20回1958年静岡市生まれ。1985年、『エレキな春』でデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。近年は、幻想的あるいは文学的な作品などを次々に発表するほか、エッセイ、映像、ゲーム、アートなど多方面に創作の幅を広げている。とマシなはずなのになかなか減らないのは何故だろう?いろいろ考えるに一つは「公平」ってのが壁なんじゃないかなー。“あっちの国よりこっちが二酸化炭素を減らすのは公平じゃない”、“いやいやそっちがたくさん減らすべきだ”、今までさんざん二酸化炭素を排出してきた先進国がまず減らすべきだと途上国は言うし、先進国は現在の排出量が大切でしょって言うだろう。排出量の累積なのか、削減能力なのか、影響度の深刻さか、重視する条件によって何が公平かは変わってくるの。ホント公平ってのは難しい。いや完璧な公平なんて不可能だ。だからみんな少しでも自分が得になる「公平」を正しい公平だと主張する。国際会議のイメージって、温暖化による悲劇がそこまで迫ってるのにえんえんと不可能な「公平」について議論してる感じがなんとももどかしくて、間に合わなくなるくらいなら、もういっそくじ引きで決めろ!とかジャンケンで選ばれたリーダーが決めろ!とか「ガイア」様?のご神託に従え!とか思ってしまう。でもねー、ここは時間がかかっても丁寧に進めないといけないんだろうねー。次回は中国やインドも削減目標を出してくるし、効果的な目標が設定できるかもしれない。なんてったってこのややこしい「公平」を解決できなければ、それこそ人類は「公平」に温暖化の悲劇に見舞われることになるものね。C O Pの人、がんばってください!34