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概要

エコジン02・03月号

紐をプラスしてカフェエプロン防寒にぴったりでかんたんドルマンスリーブ四隅を内側にしまってなんでもカバーポイント自分でふろしきを「完成」させよう包むだけじゃない!ふろしきの意外な活用術ふろしきの活用方法は、包むだけではありません。身につけたり、インテリアとして利用したり……と、アイデアしだいでさまざまな場面で活躍してくれます。たとえばふろしきの角にひもを結んで、腰にくるりと巻けばカフェエプロンに。大きなふろしきなら、ひもを使わずに角同士を腰にまわして結ぶだけで、ギャルソン風エプロンになります。また、ちょっと肌寒いときには、隣同士の角を結んでそこに腕を通せば、ゆったりとしたドルマンスリーブのショールに。インテリアでは四隅の角を結んでかごカバーにしたり、すっぽり包んでクッションカバーにするアイデアも。ちなみに災害時は、たった1枚のふろしきがあるだけで、持ち出し袋や防災頭巾、怪我の手当用の三角巾などに使えます。ふろしきは、ただの布という「素材」でいわば未完成品。自分でアイデアを編み出し、完成させるのも楽しいところです。レジ袋や包装紙など、私たちのまわりには使い捨てのものがあふれています。そこで見直したいのが、日本古来のアイテム“ふろしき”です。ただの四角い布ですが、結び方を変えるだけでさまざまな形に姿を変え、あっという間に相手を包み込んでしまいます。もしも汚れたらほどいて丸洗いでき、すぐに乾くという清潔さも高温多湿の日本の気候風土にぴったり。アイデアしだいで使い方は無限ですが、基本の結び方だけでも何通りも使えます。よこやま・いさおふろしきライフデザイナー。武蔵野美術大学卒業。大学在学中、ごみを減らすためにふろしきを使い始め、その魅力の虜になる。ふろしきの使い方をレクチャーするワークショップなどを定期的に開催し、「ふろしき王子」の愛称をもつ。33