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概要

エコジン02・03月号

先進的なエコの技術を大解剖!廃棄ミカンを“宝の山”に開発企業:エコバイオフル株式会社所在地:三重県四日市市塩浜町1-3 0URL:http://www.ecobioful.com/微生物を使って、廃棄ミカンをバイオ燃料に!田丸教授と実験タンク。これまで最大10リットルのタンクでしか実験していなかったが、昨年11月から10 0リットルのタンクを2本導入。大規模化して、安定的にバイオ燃料ができるような実験に取り組んでいる。近年海外を中心に、トウモロコシやサトウキビなどを原料としたバイオ燃料の開発が進んでいます。しかし穀物の価格高騰を心配する声もみられます。こうした中、三重大学では廃棄ミカンから燃料を生産することに成功。世界にはばたく可能性を秘めた、夢の燃料です。三重県南部は、古くから農林水産業が盛んな土地柄だ。冬でも温暖な気候に恵まれているため、特に柑橘類の栽培に適している。しかし生産現場では、傷ついたり腐ったりした廃棄ミカンがどうしても出てしまう。その多くを産業廃棄物として処理するため、費用もかさんでしまう。それを耳にした三重大学生物資源学研究科の田丸浩教授が提案したのが、微生物を使って廃棄ミカンをバイオ燃料にする試みだ。柑橘類特有の爽やかな香りの素である精油成28