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概要

エコジン02・03月号

エコ・ファースト制度の詳しい情報はhttp://www.env.go.jp/guide/info/eco-first/インテリア業界初のカーテンリサイクルシステム使用後に不用となったカーテンの引き取り・回収を、広域認定のもとで実施。回収したカーテンは、ケミカルリサイクル手法により炭化水素油・ガス・炭素に再生し、化学原料として再利用される。コークス炉で無酸素状態のまま熱分解するため、二酸化炭素が発生せず、残りかすもほとんど排出しない。この取り組みの結果、ほぼ10 0%リサイクルが可能となった。こうした取組について、商品開発部の小玉泰史氏はこう語る。「タイルカーペットの出荷量は年間約2,600万平方メートル。そのうち約6割が、オフィスのリニューアルなどの改修物件に納品されています。従来は、年間約5万トンものタイルカーペットが産業廃棄物として埋め立て処理されていました。この使用済みタイルカーペットを何とかしたいという思いから、リサイクルシステムの構築に踏み切ったのです」また2008年には、業界初となる「カーボンオフセット付きタイルカーペット」の発売も開始。この仕組みを取り入れることで“CO2排出量50%削減”を実現させた。カーボンオフセットの具体的な仕組みは、排出されるCO2排出量のうち、削減しきれないCO2をカーテン協力工場のオフセット・クレジット(J-VER)によりオフセットするというもの。さらに被災地J-VERにより東北復興をサポートしている。「これは、タイルカーペットを購入する企業や建築主の『環境配慮を考え、率先してグリーン調達したい』というニーズに応えるために、当社がお客様に代わって煩雑な作業を代行するということ。この取組は、環境企業として名高い企業や建築主などにご採用いただき、出荷量も大幅に伸長しています」同社では2012年に「エコファーストの約束」を更新。さらに高いレベルの取組を進めていく考えだ。我が社の約束banex(バネックス)特殊なポリエステル繊維を使用し、独自の構造組織を作り上げることでクッション性を持たせた次世代ファブリックス。通常の椅子に用いられているウレタンフォームや金属バネを必要とせず、軽量性、デザイン性が高いことから、高級事務椅子、自動車や鉄道車両のシート基材、車椅子、介護用品などに採用されている。ポリエステル100%なのでリサイクルが容易で、焼却しても有毒ガスが発生しないなど、環境面にも配慮されている。全ての事業活動において低炭素社会の実現に向け、C O 2排出量の最小化を図ります。循環型社会の形成に向けた取組みを積極的に推進します。その他の環境配慮型商品の開発とその普及を推進します。http://www.eco1st.jp/company.html?id=30文/梅澤聡25