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概要

エコジン10・11月号

不定期で、近郊のフィールドまで足をのばして自然観察。夏休み最後のこの日は、龍ノ口山(たつのくちやま)のふもとに広がる里山で生き物調査を行った。途中、メンバーがムカデを発見すると、サポーターがすかさず「ムカデとヤスデの違いがわかるかな?」と問いかけ、その場でホワイトボードに描いて説明するなど、感動と学びを結びつけることができるよう工夫を凝らしている。また、メンバーの1人が自作してきた、ホースで虫を吸い上げて捕まえる“虫吸いマシーン”で、体長1cm以下の小さな昆虫を捕獲。ふだん見過ごしてしまうような小さな昆虫も、特徴的で美しい姿をしていることが観察できた。里山では、家の近所では見られない珍しい生き物を次々と発見。子どもたちは時の経つのも忘れ、夢中でフィールドを駆け回っていた。S U P P O R T E RM E M B E R「岡山ハッケンジャー」は、近所の子どもと保護者が「身近な自然について、虫や魚など自分が好きなものを中心に調べてみよう」と立ち上げました。家の周りに用水路や社寺林があるので、そこで[代表]観察できたものを記録にまとめ佐桑正浩さんています。また、県の自然保護センターが毎月開催する自然観察会や生き物講座にも参加して、親も一緒に学びながら楽しく活動しています。今後は、活動を通じて、少しずつ仲間を増やしていけたらいいですね。小さい頃から昆虫が好きで、お父さんに虫捕りに連れて行ってもらったりしていました。「岡山ハッケンジャー」で活動するようになってからは、それぞれ得意な生き物が違う友だちとフィールドに出ることで、自分も昆虫だけでなくさまざまな生き物に興味を持佐桑幹太くん(小学4年生)つようになりました。自然保護センターの先生とも仲良くなり、一緒に活動してくれることもあるので、これからは、もっと詳しく生き物について学んでいきたいと思っています。このコーナーでは、今年11月に開かれる「ESDに関するユネスコ世界会議」に向けて、環境省に全国から寄せられた、「五七五調の応援メッセージ」の環境大臣表彰受賞作品を紹介します。09