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概要

エコジン10・11月号

幼児から高校生までの子どもたちが、身のまわりにある自然を発見し、自主的に環境保護に取り組む「こどもエコクラブ」の輪が広がっています。全国に広がる取組の中から、ESDユネスコ世界会議の開催地でもある岡山県と愛知県の事例について紹介します。文/梅澤聡写真/かくたみほCASEG R O U P N A M ED ATA岡山県岡山市/近所に住む友達同士とその家族で活動子どもたちが暮らす地域は、JR岡山駅から約3kmという中心市街地にありながら、街中には用水路が流れ、身近な自然が残されている。この用水路での生き物観察が「岡山ハッケンジャー」の中心的な活動。4月の調査では、まだ少なかった生き物も、7月にはドンコやヌマムツなどの魚類、ザリガニ、ミナミヌマエビなどの甲殻類のほか、さまざまな貝類や昆虫を観察することができた。用水路の状況は、季節による要因だけでなく、田植えや降雨量などによっても変化する。身近な場所を定点観察することで、人間の営みと自然とのつながりを感じることができる。用水路は水位が浅いので、水に立ち込んで魚などを網ですくったり、釣ったりと、身近な自然を五感で体験することができる。08