ブックタイトルエコジン１０・１１月号

概要

エコジン１０・１１月号

先進的なエコの技術を大解剖!針葉樹曲げ技術開発企業:株式会社天童木工/所在地:山形県天童市乱川1-3-10(本社・工場)URL:http://www.tendo-mokko.co.jp今まで針葉樹では不可能だった、曲線デザインを実現!針葉樹を使用して作られた家具「F o r R e s t」シリーズ。これまで針葉樹では不可能とされてきた、やさしいカーブを生み出すことに成功している。今年4月の発表以来、問い合わせが殺到。プレス機はフル稼働状態が続く。温かみのある表情が特徴の木製家具。しかしそのほとんどが、外国産の木材で作られていることをご存知でしょうか。これまで使われることがなかった針葉樹を家具に用いるため、山形の家具メーカーが木材の加工法から取り組み、見事に針葉樹ならではの美しい木目を生かした家具を作ることに成功。いま注目を集めています。国土の約7割が森林であるにも関わらず、日本の木材自給率は3割にも満たない。戦後の復興期に植林された木々は、建築資材として見込まれていたスギやヒノキの針葉樹ばかり。その後の社会情勢の変化によって、国産材は輸入材に押され、活路が見つからないまま林業は衰退。手つかずの山が増え、手が入れられたとしても、間伐された木が使われることなくそのまま山に放置されている。針葉樹は英語で「ソフトウッド」とも言われるように、軽くて柔らかく傷がつきやすいため家具には28