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概要

エコジン10・11月号

ハッケン!生ごみを資源に変えてCO?の排出量を削減生ごみバイオガス発電センターごみの減量化に伴い、市内にあるごみ埋め立て地の延命にもつながっている。長岡市では、これまで燃えるごみとして焼却していた生ごみを資源として活用し、電気を生むバイオガス化事業を始動させた。年間7万トンあった燃えるごみのうち、生ごみは約30%の2万トン。これを、自治体の生ごみ処理施設としては国内最大規模の「生ごみバイオガス発電センター」に収集する。そこで微生物を使って生ごみを分解、バイオガスを発生させて発電する。さらに、残りカスはバイオマス燃料やセメントの材料として利用することで、生ごみをほぼ10 0%活用する仕組みだ。ごみの焼却処分量の削減によって、焼却時のCO?の排出量を従来と比べて年間2,000トン減を目指している。エコに取り組む地域にフォーカス!環境問題への関心の高まりとともに、日本の各地でも地域を主体とした環境配慮型の社会づくりが行われています。ここでは地域主導モデルとして期待される、全国の先進的な取り組みを紹介します。文/柳澤美帆新潟県長岡市新潟県のほぼ中央に位置する人口約28万人のまち。元は内陸都市だったが、周辺の10市町村と合併。日本海沿岸部から山間部まで有する、県で2番目の人口を誇る都市である。人・もの・文化が交流し「市民力」「地域力」を生かしたまちづくりを進めるなかで、環境に配慮したまちづくりを行っている。長岡市新潟県世帯数:104,050世帯再エネ多様性里山低炭素3R総人口:279,303人(2014年9月1日現在)26