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概要

エコジン10・11月号

エコ・ファースト制度の詳しい情報はhttp://www.env.go.jp/guide/info/eco-first/もので、2010年度の最優秀賞を受賞したアイデアから生まれた商品が、一昨年発売された「フルメークウォッシャブルベース(以下FWB)」だ。朝、化粧する際に下地としてFWBを使用すれば、夜は、通常必要なメーク落としの過程がいらなくなり、お湯だけで重ねたメークが落とせるというもの。メーク落としに使用していた水がまるまる削減できるので、水資源の節約に大いに貢献する。「当社には創業以来“美しい生活文化の創造”という企業理念が脈々と流れています。環境に配慮したことで生まれたFWBによって、新しい価値創造につながったという実感があります」と、尾上真由美CSR部環境企画室課長は話す。「エコプロダクツコンテスト」の開催2010年から毎年開催。FWBは、ウォーターフットプリントで計算すると、商品1本につき約9 0リットルの水を削減することが可能とされる。エコな点のみならず、消費者の新しいライフスタイルをも提案する新機軸の商品であることが高い評価を受けた。今後も資生堂らしい環境活動として、商品を通じた新しい価値を生み出していく。社員の環境教育にも力を入れている。2011年から毎年、ヘアケアブランド「TSUBAKI」に配合されている椿油の産地である長崎県の五島列島で、社員ボランティアによる椿の植林と保全活動を行っている。また昨年完成した資生堂銀座ビルの屋上には屋上緑化が施され、化粧品の原材料となる植物を栽培するエリアを設け、社員に向けた説明会などを行う。その他にも数々行われている環境活動を通じ、地球資源からプロダクツを生産する企業らしく「人も地球も美しく共生する持続可能な社会」の実現を、資生堂はめざしていく。我が社の約束容器包装の3R(reduce,reuse,recycle)をはじめとする商品の環境対応を積極的に推進します。価値づくりの源泉である地球の恵みの保全に積極的に取り組みます。椿の植林・保全活動による環境意識の向上ヘアケアブランド「T S U B A K I」の原料産地で、社員自らが椿を守り育てる環境活動。地球の恵みから商品が生まれているという実感を社員にもってもらうために実施している。また椿を育て、搾油し、製品へ配合し、また育てるという商品をめぐるサスティナブルな資源利用を実現。植樹された椿の苗木は、昨年5月の時点で合計約350本。10年後には椿油が採れ、商品に配合される予定。社員の環境教育に取り組み、地球の恵みの保全に貢献する人材を育成します地球温暖化防止に向けた取り組みを積極的に推進します。http://www.eco1st.jp/company.html?id=27文/柳澤美帆23