ブックタイトルエコジン１０・１１月号

概要

エコジン１０・１１月号

エコに取り組む企業にフォーカス!環境保全に関する先進企業が、業界のトップランナーとして環境大臣から認定を受ける「エコ・ファースト制度」。ここでは、各企業が宣言する「エコ・ファーストの約束」に基づいた、さまざまな環境保全活動を紹介します。最高級ブランドにおける環境対応資生堂の最高級ブランド「クレ・ド・ポーボーテ」では、高級感を損なわずに環境対応を進めている。例えば1個5万円という高価格商品の「ラ・クレーム」にレフィルを初めて採用したが、高級化粧品としての“ときめき”を損なわないよう工夫を重ね、グッドデザイン賞を受賞するほどのデザインを実現。また外箱と説明書に使用されたバガス紙も、手触りの良いものを採用している。外箱株式会社資生堂人も地球も美しく共生するために本体レフィル資生堂では、事業のあらゆるプロセスにおいて、「資生堂アースケアプロジェクト」と名付けた環境活動プロジェクトを推進している。さまざまな商品に環境への配慮を心がけた技術が取り入れられているが、そのエコ意識は同社の最高級ブランド「クレ・ド・ポーボーテ」にも及ぶ。通常、比較的安い価格帯の商品で展開している詰め替え用のレフィルを、高価格アイテムにも採用。さらに、サトウキビから砂糖を採取した後に出る繊維を原料として作られる“バガス紙”を商品の外箱と説明書に使い、同社では初めてとなるフェアトレードで調達された香料も使用した。また、最近特に“資生堂らしい”取り組みとして注目されているのが「エコプロダクツコンテスト」だ。主に各商品ブランドを担当しているマーケティング部門から、エコに特化した商品アイデアを募る22