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概要

エコジン10・11月号

CASEG R O U P N A M ED ATA愛知県名古屋市/沢上中学校の生徒と教師で活動「こつこつ運動」は、毎年、春と秋に1週間にわたって行っている清掃活動。生徒たちは登校時に軍手を着用し、ビニール袋を持って通学路に落ちているごみを拾い集める。学校に着いたら、各自が集めたごみを美化委員が回収する。また、「こつこつ運動」期間中の1日は「クリーン大作戦」と銘打ち、保護者も参加して、校内の草取りのほか、国道沿いの歩道や近所の公園などを清掃。植え込みや草むらの中に分け入ってごみを探すうち、落ち葉の間からコオロギなどが飛び出してきて歓声が上がるなど、期せずして身近な生き物の存在に気づくことも。今年5月の「こつこつ運動」。生徒たちが登校途中に集めたごみは、環境美化委員の指導で種類別に分別される。校内の植物探しをする生徒たち。身近な自然観察を通じた学びを、秋に行われる野外学習活動でさらに深めていく。昨年6月には、知多自然観察会の自然観察指導員を招いて「私たちの生活と植物との関わり」「校内で見られる植物」についての講演を聞いた。講演を通して、身近な葉につく虫も生態系の一部であることや、人類もかつてはドングリを主食としていた時代があったことなどを学んだ。講演後は屋外に出て、指導員があらかじめ撮影した写真を手がかりに校内の植物を探したり、講演内容に関連した「自然クイズ」を実施。日ごろ何気なく見ている木々の名前を知るとともに、校内に思いがけず多くの種類の植物が生育していることなど、身近な自然に目を向けることができた。10