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概要

エコジン12・01月号

赤崎海岸震災ボランティアとの絆が生んだ女川カレーかみわりざき神割崎震災時にボランティアの方々が“小さい子どもも高齢者も食べられて、良質のたんぱく質が入った身体が温まる食べ物”として作ってくれたカレー。食べた人がおいしさに感動、その被災者の反応に作った人も感動した伝説のカレーを商品化。スパイスとレシピがパッケージされており、スープや具材は自分の好みで作ればOK。女川町の「きぼうのかね商店街」で製造、販売を行っている。北上川河口復興に向けた商店街・おしかのれん街似田貝さんのオススメポイント1震災で地盤が沈下して砂浜が消滅した河口に、約1年前から再び砂浜ができはじめた。元の場所とは異なるが「自然の回復力が感じられる場所」。多くの鳥類が生息するバードサンクチュアリでもある。「くじらのまち」として知られる石巻市の鮎川にある仮設店舗。物販棟と飲食棟があり“まちの味”とも言える鯨肉を食べたり購入したりもできる。鯨肉の刺身は、赤身と白い皮の部分を一緒に食べるのがツウ。おしかのれん街「海船」では、鯨肉の竜田揚げも人気。「海船」営11:00~17:00水曜定休ひよりやま日和山女川町女川湾似田貝さんのオススメポイント2海が深く、戦前から大きな船が入港し活気にあふれていた女川湾。震災で船も建物も流されたが、いまは多くの船が接岸して、かつての賑やかさを取り戻しつつある。「自然の脅威と現在の活気の両方が感じられる場所です」鮎川浜石巻の景色を見晴らすなら日和山へ旧北上川の河口付近に架かる日和大橋を中心とした、石巻の市街地と太平洋を望むことができる。鹿島御児神社があり、海に向かって立つ鳥居がシンボリック。急な石段が続く参道を上るのがキツイ場合は、裏手まで車で行くこともできる。春は桜とツツジが咲き多くの人が訪れる。似田貝諭(にたかいさとし)東北地方環境事務所国立公園・保全整備課自然保護官自分のルーツでもある東北の復興に携わりたいと志願して着任。「金華山詣に使われた古道などをルートに入れられればと思っています。うまくいけば、災害の時に地元の人の避難路としても活用してもらえるのではないかと思っています」写真/川本聖哉文/柳澤美帆19