ブックタイトルエコジン12・01月号
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エコジン12・01月号
「悠久の森フェスタ」にてクライミング体験に参加し、自然とのふれあいを楽しむ子どもたち。[悠久の森実行委員会]まちと原生的な自然との間にあって、人が薪を採ったり、炭作りをしたりして生活に利用してきた里山。暮らしが近代化したことによって、里山に人の手が入らなくなり、“緩衝材”がなくなった結果、生態系のバランスが崩れてきています。里山の良さをもう一度見直すため、富山で行われている市民活動を紹介します。文/柳澤美帆羽丘陵は、富山市の中心街から車で約15分、市を東西に分断するように延びた都市型の里山だ。かつては棚田や茶畑などに利用されていたが、いつしか人の手が離れ、荒廃が進んでしまっていた。2004年のクマの異常出没を契機に里山再生への関心が高まり、06年には市民団体による里山の再生活動が始められた。地域の自治会をはじめ、市内の小中学校、市民団体、各種施設、合わせて33団体(現在は45団体3個人まで増加)が加盟して設立された「悠久の森実行委員会」は「現代に合った新しい里山」をつくることを目指して“人を里山に呼び込もう”を合言葉に事業を展開している。そのひとつが毎年開催している「悠久の森フェ12