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概要

エコジン10・11月号

今月のお題小型家電リサイクル“レアメタルならぬレアオニク”かつゆるゆると迫ります。し環り境あやがエりコ寿にさ関んすがるコミックとエッセイプロフィールアレコレについて、で鋭く!第14回1958年静岡市生まれ。1985年、『エレキな春』でデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴びる。近年は、幻想的あるいは文学的な作品などを次々に発表するほか、エッセイ、映像、ゲーム、アートなど多方面に創作の幅を広げている。なんでも、ボクたちが普段使ってるケータイやデジカメには金や銀、レアメタルなんて貴重なものが入っていて、それをボクらは意識しないでゴミのように捨ててるらしい。で、それが都会に実は貴重な資源があるということで都市鉱山とか呼ばれているらしい。あー、もったいない。ボクがこの話を聞いて真っ先に思い浮かべたのは昔のカレーライスだった。昔のカレーは野菜ばかりで肉はちょっぴりで、茶色いルーの中によく見るとちょっと色の違う小さな塊があってそれが肉だった時の喜び!「肉だ!」と喜んで食べると実はルーの塊でガッカリしたこともよくあったなー。そんな貴重な肉が皿に残ったまま捨てるなんて考えられないよねー!あれはまさにレアメタルならぬレアオニクだった。あるいは寿司桶。親戚が集まって寿司を食べると、空っぽになった松の寿司桶の底に数粒のイクラが残ってることがあったよね。あれ、片付けられる前に箸で寿司桶から大切にはがして食べたよね。あれはほんとレアイクラだった。あるいはカップのコーンスープの底に残った、コーンの粒つぶ。ボクはあれを最後にズズーッと舌をのばして食べるのが、好きで好きで…。まぁ、きりがないけど家電の中に残ってるレアメタルをお肉やイクラだと思えば絶対もったいなくて捨てられなくなる。いっそ、一般人でもカンタンにレアメタルを取り出せるようにしたらどうだろう?時間のある人にとってケータイとかからレアメタルを取り出すのって楽しい作業じゃないかなー?で、ほじくり出したレアメタルを貯めていつか売る。ちょっとしたヘソクリにもいいんじゃないか?でもそれやったら貴重な資源が再生に回る量が少なくなっちゃうかな?実はこの夏ボクは子供たちと一緒に砂金採りに挑戦したんだけど、全く採れなかった!大変なんだよな、あーゆー貴重な鉱物手に入れるのは。これからケータイやデジカメにはおいしいおいしい肉のカケラやイクラ粒が入ってると想像して捨てないようにしよーっと。34