ブックタイトルエコジン10・11月号

概要

エコジン10・11月号

エコ・ファースト制度の詳しい情報はhttp://www.env.go.jp/guide/info/eco-first/負荷削減が最も重要かつ効果的であるとの認識から技術・製品の開発に注力し、『グリーンファースト』として商品展開を図っています」グリーンファーストとは、高い断熱性能と、太陽光発電システムや燃料電池、高効率給湯器を組み合わせ、居住時のCO?排出量を50%以上削減する環境配慮型住宅のこと。2012年度に同社が販売した新築戸建住宅のうちグリーンファーストの比率は83.8%を達成している。また、生態系ネットワークの復活では、「『5本の樹』計画」というユニークな取り組みを行っている。住宅新築時に、その土地の気候風土に適した自生種・在来種を植樹することで生態系を保全しようというアイデアだ。「小規模でも野鳥やチョウなどの生物が棲める庭や街路を設けると、点在する空間が連なって、小動物を支える生態系ネットワークが形成されるのです」さらに、資源循環の取り組みでは、住まいづくりの各段階で発生する廃棄物を削減するため、徹底した分別とリサイクルを行っている。「5本の樹」計画同社が2001年から進めている、生態系に配慮した庭づくり・まちづくり提案。2012年度の植栽実績は101万本で、事業開始以降の累計植栽本数は913万本となった。2013年度中には累計1,000万本を超える見込み。「当社では、“廃棄物の埋め立て処分”や“熱回収を伴わない単純焼却”を行わない処理法を“ゼロエミッション”と定義づけています。2002年にすべての工場で達成後、新築工事現場、アフターメンテナンス、リフォーム施工現場でもゼロエミッションを達成しています」事業そのものが環境貢献……積水ハウスの環境経営に、今後の期待が寄せられている。我が社の約束家庭部門及び事業活動に伴うCO2排出量削減を積極的に推進します次世代型ゼロエミッションシステム施工現場で27種類に分別された廃棄物は、さらに同社の資源循環センターで最大80種類に分別。現場で取り付けられたICタグのデータから“どの現場で、どんな廃棄物が、どれだけ発生したか”を1棟ごとに分析・評価することで、環境負荷の低減とコストダウンにつなげている。生態系ネットワークの復活を積極的に推進します資源循環の取り組みを徹底的に推進しますhttp://www.eco1st.jp/company.html?id=1225