ブックタイトルエコジン10・11月号

概要

エコジン10・11月号

エコに取り組む企業にフォーカス!環境保全に関する先進企業が、業界のトップランナーとして環境大臣から認定を受ける「エコ・ファースト制度」。ここでは、各企業が宣言する「エコ・ファーストの約束」に基づいた、さまざまな環境保全活動を紹介します。ゼロエネルギー住宅「グリーンファーストゼロ」積水ハウス株式会社住まいづくりを通してまちを、社会を、地球を考える「グリーンファースト」を深化させ、政府が2020年までに普及を目指す「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」を先取りしたゼロエネルギー住宅「グリーンファーストゼロ」を2013年4月に発売。高い断熱性と最新の省エネ設備で消費エネルギーを大幅に削減し、太陽電池や燃料電池の創エネで「エネルギー収支ゼロ」を目指す。直近では、同社の提供する新築戸建住宅の半数を占めるに至っている。積水ハウス株式会社は、エコ・ファーストの約束に「家庭部門及び事業活動に伴うCO?排出量削減」「生態系ネットワークの復活」「資源循環の取り組み」の3つを掲げている。まず、CO?排出量削減に関する取り組みについて、同社コーポレート・コミュニケーション部CSR室長の広瀬雄樹さんはこう語る。「住宅1棟当たりのライフサイクルCO?(製品に関わる資源の採取から生産・輸送・使用・廃棄までの各段階において、環境に与える影響を評価した数値)を見ると、使用(居住)段階のCO?排出量が約7割を占めています。そこで当社では、居住段階での環境24