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概要

エコジン8・9月号

で、10カ所の女性会からなる連合会としての活動を増やしていこうと、他の市にも積極的にお声掛けしたんです」と福島商工会議所女性会連合会会長の和合アヤ子さん。県内の生産者などが風評被害に苦しむ中、「安心・安全」のお墨付きを得た福島の特産品のアピールと観光の振興を図ることがイベント参加の目的だ。「震災前からお付き合いのあった神楽坂の商店会の方たちから声を掛けていただき、参加させていただくことになりました。今年で3年目ですが、『去年売ってたとうもろこしはないんですか』などと声を掛けてくれる方がいらっしゃったり、同じ場所で継続することの手応えを感じています」始めたばかりの頃は大変なこともありましたが、今では1年に2回ここでお店を出せることが、すっかり皆の楽しみになっています福島県内各地の銘菓、野菜、果物、お酒など50点あまりを販売するのは、総勢40~50名の女性会の面々。浜通り、中通り、会津の3地域ごとに出店し、屋台の垂れ幕には「ひとつになって浜・中・会津女性パワー」の文字が掲げられている。「私たちの元気な姿もみなさんにお伝えできれば」と笑顔を見せる。こうした活動を通じて和合さんたちが願う思いは一つだ。福島にもっと来てほしい……。「メディアで伝えられる被災地・福島ではなく、私たちの日常の暮らしがある町を見ていただくと印象も変わるのではないでしょうか。そのために、微力でも行動し続けていきたいと思っています」福島の玄関口であるJR福島駅東口駅前広場で、来訪者を出迎える花時計。「花のまちふくしま」を印象づけるため平成20年4月から設置され、今では駅前のシンボルとして定着している。11