エコジン12・1月号

エコジン12・1月号 page 5/36

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「例えば、地球環境の問題、生きものがきえて生物多様性が失われている問題、子どもたちが学校に行かず働く問題や格差など…地球上で起きている問題は、すべて繋がっています。そしてどの問題も、命をまず一番に考え....

「例えば、地球環境の問題、生きものがきえて生物多様性が失われている問題、子どもたちが学校に行かず働く問題や格差など…地球上で起きている問題は、すべて繋がっています。そしてどの問題も、命をまず一番に考えていたら起きなかったと思うことばかり。“もったいない”はもともと仏教用語で、“命があるものを粗末にしてはいけない”ということ、命の大切さを伝える言葉なのだそうです。だからこそ、もったいないという言葉と概念をキーワードに、この展示会を始めました」09年からは生きものたちが絶滅する問題を特集したパート2の展示会も始まり、C O P 1 0や動物園などで開催されてきた。人間も自然の一部。自然がなくなれば、人間の暮らしも成り立たなくなってしまう。地球は人間だけのものではないから、生きものたちとも分け合っていくことが大切だ、と真珠さん。「自分さえ良ければと思わず、分け合うことができれば、平和な世界ができるはず。世界の問題と自分たちがどう関わっているのかを知り、大切なことは何か、自分にできることは何か、どんな社会を作って行きたいかを考えてもらえたらと思います。これからもったいないばあさんともに伝えていきたいです」『もったいないばあさん』シリーズ絵本の他に、もったいないばあさんのワールドレポート展の内容を収録した、『もったいないばあさんと考えよう世界のこと』『もったいないばあさんと考えよう世界のこと・生きものがきえる』の書籍やDVDなどがある。c講談社/真珠まりこしんじゅ・まりこ絵本作家。神戸女学院大学を卒業後、大阪とニューヨークのデザイン学校で絵本製作を学ぶ。’04年に出版した『もったいないばあさん』(講談社)が話題に。’0 8年より地球上に起きている問題と子どもたちの現状を伝える『もったいないばあさんのワールドレポート展』を開催。国連生物多様性の10年日本委員会の広報組織「地球いきもの応援団」のメンバー。http://www.marikoshinju.com/05