エコジン12・1月号

エコジン12・1月号 page 28/36

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約7,000トンの貯水量があり、優れた保温効果を発揮する蓄熱層(施工時)。冷暖房用の冷水・温水を蓄える。研究開発のポイント地中熱の利用は北欧や米国、中国で普及しているが、日本では地中にチューブを埋めるコスト....

約7,000トンの貯水量があり、優れた保温効果を発揮する蓄熱層(施工時)。冷暖房用の冷水・温水を蓄える。研究開発のポイント地中熱の利用は北欧や米国、中国で普及しているが、日本では地中にチューブを埋めるコストとの兼ね合いで普及があまり進んでいない。今回は建物の基礎杭の外周にチューブを取り付け、杭と一緒に打設する方式と掘削した穴にチューブを挿入する2つの方式を採用した。全国約140の地区で取り入れられている「地域冷暖房システム」。住居や建物ごとに冷暖房をつけるよりも、集約効果で省エネ・CO?排出量の抑制効果があるのだが、ここ東京スカイツリータウンRでも開業にあたり、地域冷暖房システムを採用。さらにこのシステムに初めて地中熱を組み入れたことで、さらなる省エネ・C O ?排出の抑制に貢献している。「地中は大気中に比べて温度の変化があまりなく、夏は外気より温度が低く、冬は高い。そこで地中に埋めたチューブ内に水を循環させ、季節によって水が冷やされたり暖められたりしたところにヒートポンプという冷温水製造機を用い、さらなる冷却や加熱を施して冷暖房に用いています。大気に熱を放出しないのでヒートアイランド抑制にもなりますし、大気と比較して効率的な熱交換が行われますから、省エネ、省C O ?排出になるのです」と、東武エネルギーマネジメントの今野真一郎常務取締役は言う。同規模の従来システムと比較東京スカイツリータ今話題のスポット、東京スカイツリーR。実はここには最新の株式会社東武エネルギーマネジメント/場所:東京都墨田区