エコジン12・1月号

エコジン12・1月号 page 25/36

電子ブックを開く

このページは エコジン12・1月号 の電子ブックに掲載されている25ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
日本コカ?コーラの清田美佐子さん(写真左)と、nendo代表の佐藤オオキさん(写真右)。飲料ボトルとしての役割を終えた、コンツアーボトルを砕く作業から職人の手で行われる。飲料の容器としてのボトルから、食卓を豊か....

日本コカ?コーラの清田美佐子さん(写真左)と、nendo代表の佐藤オオキさん(写真右)。飲料ボトルとしての役割を終えた、コンツアーボトルを砕く作業から職人の手で行われる。飲料の容器としてのボトルから、食卓を豊かにし、人と人とのつながりを強める存在としてのテーブルウェアへ生まれ変わった。デザインに忠実に製造できる技法の一つ、型吹きを採用。一つ一つ調整しながら丁寧につくり出される。ひとつ丁寧に施される。デザインを手がけたのは、ユニークな視点のデザインが国内外から高く評価されているデザインオフィスnendo。「コカ?コーラ誕生の地、ジョージア州の森に由来する“ジョージアグリーン”と呼ばれる緑がかったガラスの色とリサイクルガラスの特徴である細かい気泡や歪みを活かしたシンプルな形状にすると同時に、どこかにボトルの面影を残したかった。その結果、ちょうどボトルの底だけを切り取ったようなフォルムの食器が生まれました。さらに、ボトルの底面のナーリングと呼ばれる衝撃緩和のための突起をさりげなく食器の底にあしらうことで、ガラスが再生されることによる循環や、人と人が円でつながっていくイメージを喚起させたいと考えました」とnendo代表の佐藤オオキさんは言う。コカ?コーラでは、「リサイクルを一歩進めたもの=アップサイクル」という考え方の実現を目指して今回の企画を行った。繰り返し再利用され、その役割を全うしたモノですら、デザインの視点が加わることで新たな価値を生むことができるのだ。Click!!コカ・コーラボトルウェアhttp://www.cocacola.co.jp/bottleware/25