エコジン10・11月号

エコジン10・11月号 page 29/36

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左は、ルーバーと内戸の間の“縁側”スペース。蓄熱性の高い漆喰タイルが敷かれていて、冬は日光の熱をため込み、夏は換気口から床下の涼しい風をとり込む。右は、1階から屋根まで風が抜ける換気塔。研究開発のポイ....

左は、ルーバーと内戸の間の“縁側”スペース。蓄熱性の高い漆喰タイルが敷かれていて、冬は日光の熱をため込み、夏は換気口から床下の涼しい風をとり込む。右は、1階から屋根まで風が抜ける換気塔。研究開発のポイント②詳細に調査し、建設時に排出されるCO ?量が少ない施工法を研究しています。また太陽光パネルは、一般的に個人宅で設置されるものより3倍近く発電可能な8kWタイプを導入。室内で使用する量の約2倍の電気を生産し、余った電力は売電へまわせます。そして最大の特徴は、光や風を有効に取り入れる建物の構造です。工夫が凝らされた建具や窓を、季節や時間帯などによって手動で自由に開閉することで、エアコンに頼らなくても夏は涼しく、冬は温かく過ごせる時間が長くなります」LCCM住宅が年間に使うエネルギー量は、一般住宅の約半分。住み続けるほどに、建築時や運用時のCO?が相殺され、約30年後に“カーボンマイナス”の領域に入るという。環境への負荷が少ない住宅は、今後ますます、地球温暖化防止の一翼を担っていくだろう。独立行政法人建築研究所http://www.kenken.go.jp/写真/有坂政晴(STUH)文/保手濱奈美なる家。O?の削減にも配慮した次世代型の住宅に注目が集まっています。29