エコジン10・11月号

エコジン10・11月号 page 17/36

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ecojin SPECIAL NEWSReport2市町村が中心となって除染を実施する地域福島県伊達市市町村が中心となって、国による財政措置等により除染を進める「汚染状況重点調査地域」の指定を受けた地域は、104市町村ある。その....

ecojin SPECIAL NEWSReport2市町村が中心となって除染を実施する地域福島県伊達市市町村が中心となって、国による財政措置等により除染を進める「汚染状況重点調査地域」の指定を受けた地域は、104市町村ある。そのうちの一つ、福島県伊達市では、現在、住宅周辺を中心とした除染作業が行われている。9月上旬に取材に訪れた霊山町では、厳しい残暑の中、雨どいや側溝の清掃、庭木の剪定、除草や表土のはぎ取りなどの作業が行われていた。除染によって取り除いた土壌などは、地区ごとに設置された仮置場に一時保管される。その土地の多くは、地区の住民から提供を受けた水田や桑畑だ。伊達市放射能対策政策監付次長除染担当の半澤隆宏FILE 02放射性物質がたまりやすい、民家の雨樋を除染する作業。除染で取り除いた土などを、仮置場へ搬入する作業。土はブルーのフレキシブルコンテナに詰められ、さらには遮水シートの設置などの対策がとられ、放射性物質の飛散・流出・地下浸透を防いでいる。氏は、地域住民の理解を得るため、昨年7月から100回を超える住民説明会を開き、説明を重ねてきた。今では、住民の側から候補地を提案してもらえるまでになった。「今後も、放射線や放射能、除染に関する疑問や不安があれば、その住民の方がいる町内会に行って、勉強会や説明会を開きたいと思っています」伊達市の除染は、住民の理解と協力を得て、着実に1歩ずつ前に進んでいる。*この記事は9月24日時点のものです。民家の庭の表土を剥ぎ取る除染作業。環境省除染情報サイトhttp://josen.env.go.jp/福島環境再生事務所サイトhttp://tohoku.env.go.jp/fukushima/17