エコジン8・9月号

エコジン8・9月号 page 29/36

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概要:
今回設置された直径2 2メートルの風車は、1基10 0キロワット、年間40世帯分の電力をまかなうことが可能。将来の実用化にあたっては、5,000キロワット超の風車を40基以上集合させるファームを目指す。暮らしとの関わ....

今回設置された直径2 2メートルの風車は、1基10 0キロワット、年間40世帯分の電力をまかなうことが可能。将来の実用化にあたっては、5,000キロワット超の風車を40基以上集合させるファームを目指す。暮らしとの関わりギー需要をまかなえるだけのポテンシャルがあるという。ただ、広く普及させるためには、施設の製造コストの削減が不可欠となる。「そこで開発したのが、“ハイブリッドスパー型”という世界初の構造。細長い円筒形状(スパー型)と、下部にコンクリートを使用したことがその特徴です。水圧が低い上部には、鉄を薄く使用することで浮力を確保します。一方、深海部分には水圧や錆に強いコンクリートを採用したことによって、コストが抑えられ、また、重心が下がることで浮体としての安定性も向上したのです」現在、実用化に向けて実証実験を行っている段階で、来年には、これよりさらに大きい、直径80メートル、2,000キロワットの風車を設置予定。海に浮かぶ発電所から送られる電気で生活する日がくるのも、そう遠くないかもしれない。環境省浮体式洋上風力発電実証事業http://goto-fowt.go.jp文/保手濱奈美発電所式洋上風力発電。その実用化に向けた実験が進んでいます。市椛島沖29