エコジン8・9月号

エコジン8・9月号 page 25/36

電子ブックを開く

このページは エコジン8・9月号 の電子ブックに掲載されている25ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
エコマーク商品にも認定された「復興ボード」。住宅の床・屋根・壁の下地材として広く利用され、仮設住宅の外壁にも使用されている。(写真上)粗い粒子の層を細かい粒子の層で挟むように成型。この後、高温高圧のホッ....

エコマーク商品にも認定された「復興ボード」。住宅の床・屋根・壁の下地材として広く利用され、仮設住宅の外壁にも使用されている。(写真上)粗い粒子の層を細かい粒子の層で挟むように成型。この後、高温高圧のホットプレスで固めると「復興ボード」ができあがる。(写真下)完成した製品の検品作業。規格どおりで均一な厚さに仕上がっているか、厳しいチェックが行われる。始まった。再利用するのは10センチ角以上の廃木材。工場残材や間伐材のチップの中に、がれきを原料にしたチップを混ぜて成型する。JIS規格を満たす耐久性を維持するため、廃木材の割合は15%程度。それでも、今年6月までに約4,000トンの廃木材が再利用されたという。「現在は1日に10トントラック2台分、異物を取り除いた正味量にして14トン程度の廃木材を加工しています。最初に原料とした山田町や宮古市の角材廃木材はもう使い切ってしまい、いまは大船渡市や陸前高田市のチップを使っています」復興が進むにつれ、本格的な住宅や公共施設での利用も見込まれる。8月には、復興住宅の第1号が完成する予定だ。“復興ボード”の生産が終了する日……被災地が真に復興するのは、その時かもしれない。Click!!宮古ボード工業(株)http://www.miyako-board.co.jp/25