環境省では、エコチューニングの普及に向けて、エコチューニングに係る制度運営等を行う主体である「エコチューニング推進センター」を公募により選定しています。エコチューニング推進センターにより、エコチューニングに関する資格・認定制度などの仕組みが整備されています。
1. エコチューニングとは
運用改善の重要性
建築物の脱炭素化に向けては、設計時の工夫や高効率設備の導入だけでなく、建築物の使用段階で、設備機器・システムの運用改善を行うことも重要です。
実は、建築物の使用段階では、設備機器・システムの設定等が最適化されていないこと等によって、多くの「ムダ」が発生しています。
運用改善は、建築物で日常的に発生している「ムダ」を削減する取組であり、省エネや建築物の脱炭素化を実現する効果的な手段です。

エコチューニングとは
「エコチューニング※」とは、脱炭素社会の実現に向けて、業務用等の建築物から排出される温室効果ガスを削減するため、建築物の快適性や生産性を確保しつつ、設備機器・システムの適切な運用改善等を行う取組です。
建築物の省エネに向けては、オフィスでこまめに電気を消すことや、冷暖房の温度を調整することなど、ビルの利用者が日常的に取り組みやすい簡単な運用改善も存在します。また、通常のビル管理業務でも、設備の点検やメンテナンスを行いながら、できるだけエネルギーを無駄にしないよう配慮がされているのが一般的です。
これに対してエコチューニングは、日常的な省エネや通常の建物管理を土台として、さらに一歩踏み込んだ取組となります。運用改善の専門家が、建築物の使われ方や設備の特徴、エネルギーの使用状況等を詳細に分析し、建築物全体の省エネ性能が向上するよう、そして建築物の利用者の快適性を損ねない形で、設備設定の最適化等を行います。また、初期投資の必要な大型最新設備の導入に頼ることがなく、既存建物でも比較的容易に取り組むことができるのが特長です。
※「エコチューニング®」は環境省の登録商標です。
エコチューニングの対象
エコチューニングは、一般的なオフィスビルだけでなく、病院、学校、庁舎、スポーツ施設、商業施設等、様々な用途の建築物へ導入が可能です。
また、エコチューニングは、築年数が古くこれまでに省エネの取組を実施してこなかった建築物だけでなく、築年数の浅い建築物や既に省エネに取り組んでいる建築物へも適用可能です。専門家による分析を行うことで、さらなる削減余地が見つかり、全体として大きな省エネ効果が得られる場合が有ります。
エコチューニング推進センター



