検索画面に戻る Go Research



(613Kb)

[C-3 東アジアの酸性雨原因物質排出制御手法の開発と環境への影響評価に関する研究]

(2)酸性雨原因物質排出制御の実施に伴う環境影響評価に関する研究

�▲皀妊訝楼茲砲�ける室内外の環境影響評価に関する共同研究

―バイオブリケットの利用による環境汚染物質の低減効果の予測・評価―


[研究代表者]

 

国立環境研究所大気圏環境部大気反応研究室

●畠山史郎

[環境庁国立環境研究所]

大気圏環境部 大気反応研究室

●畠山史郎

EFFフェロー

●董旭輝

(委託先) 埼玉大学大学院理工学研究科

●坂本和彦


[平成9〜11年度合計予算額]

6,000千円


[要旨]

 本研究では,低濃度フッ化物の正確な測定や暴露量を測定するために,低濃度フッ化水素を安全かつ安定に得ることを目的として,NaFとH2SO4の反応でHFを多孔質膜から拡散させる方法でフッ化水素ガスを発生させる装置を作成し,低濃度のHFを安定に発生させた。また,従来の濃縮IC法と簡易法(パッシブサンプラー)により石炭及びバイオブリケット燃焼により排出された汚染物質の濃度を測定した。実験結果により二つの方法が良く一致しており,IC法に代わり,簡易法は石炭燃焼排ガス中の汚染物質の測定が可能と推定される。また,固定吸着剤(カートリッジ)を用い,石炭燃焼に伴い排出されたアルデヒド類を捕集し,それらの濃度をHPLC-UVで分析した。

 実験室でバイオブリケット導入による汚染物質の低減効果及び室内外汚染物質の評価方法を検討した。さらに,重慶において原炭とバイオブリケット燃焼排気ガスの暴露実験を行い,その現場で汚染物質濃度を測定し,SO2とNO2の個人暴露量を推定し,バイオブリケットの導入による汚染物質の低減効果を評価した。石炭を使用した場合,選択した民家における室内のSO2濃度は1997年重慶市のSO2年平均値の約13倍に達していたが,バイオブリケット化により,室内のSO2濃度が1/2〜1/3に低下した。個人暴露量の測定結果からも,石炭バイオブリケット化によるSO2の排出抑制効果が明らかにされた。SO2とNO2の個人暴露量はそれぞれ原炭燃焼時の37.01mg/day,0.34mg/dayよりバイオブリケット燃焼時の15.66mg/day,0.23mg/dayになっていた。


[キーワード]

 石炭燃焼;バイオブリケット;個人暴露量;アルデヒド