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[研究代表者] |
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国立環境研究所 大気圏環境部 大気反応研究室 |
●畠山史郎 |
[環境庁国立環境研究所] |
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大気圏環境部 大気反応研究室 |
●畠山史郎 |
EFFフェロー |
●高世東 |
(委託先) 埼玉大学大学院理工学研究科 |
●坂本和彦* |
*埼玉大学大学院理工学研究科,〒338-8570 埼玉県浦和市下大久保255
Tel.:048-858-3519,Fax:048-858-9534
4,000千円
本研究では,農作物,植物,食品製造廃棄物などのバイオマスの燃焼特性やバイオブリケットの耐圧強度やその汚染物質排出抑制効果などによりバイオブリケットの製造技術の適正化を検討し,次の(Ⅰ)〜(Ⅳ)の結果を得た。(Ⅰ)バイオマス燃焼からのHCl,SO2の1kg当たりの排出量はそれぞれ35〜912,52〜1764mgの範囲であった。特に,食品製造廃棄物の燃焼による大気汚染物質の発生は多くなかった。(Ⅱ)バイオブリケットの耐圧強度は石炭の種類,バイオマスの添加量,バイオマス中のリグニン含有量によって異るが,25%農林産廃棄物添加のいずれのダブレット及びバイオブリケットも40kg以上の耐圧強度に達していた。ブリケットの強度増大のための粘結剤(バインダー)として役立たせることができるバイオマスのリグニン含有量は12.1〜33.3%の範囲であった。(Ⅲ)バイオブリケット燃焼によるHCl,SO2とダスト排出への低減率は26〜61%,82〜88%と55〜83%の範囲であった。消石灰を硫黄固定剤として添加したバイオブリケットはかなり高い効率で大気汚染物質の排出を抑制できる。(Ⅳ)バイオマス添加による燃焼灰中には植物生長に有効なCa,Mg,Kなどの栄養塩類が多く含まれ,また,消石灰の過剰分による残存アルカリもあるため,重度酸性雨地域においてバイオブリケット燃焼灰を農林地へ散布すれば酸性土壌の中和並びに栄養塩類の補給が可能となり,環境負荷を与える廃棄物を発生させないゼロエミッションの環境保全対策が実施可能と推定される。
バイオマス,バイオブリケット,耐圧強度,ゼロエミッション。