研究成果報告書 J98F0410.HTM

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[F−4.生物多様性保全の観点からみたアジア地域における保護地域の設定・評価に関する研究]

(1)東南アジア地域における野生生物保護区のデータベース化とそれを用いた生物多様性評価手法の開発に関する研究


[研究代表者]

 

国立環境研究所地球環境研究グループ

 

森林減少砂漠化研究チーム

●奥田敏統

[環境庁国立環境研究所]

 

地球環境研究グループ森林減少砂漠化研究チーム

●奥田敏統、唐艶鴻、足立直樹

(委託先)

 

(財)自然環境研究センター

●石井信夫、安田雅俊


[平成8年度〜10年度合計予算額]

59,999千円

(平成10年度予算額20,004千円)


[要旨]

 アジアにおける保護地域の設定・評価システムを検討するための(1)生物多様性データベース作成、(2)モデル地区調査、(3)衛星画像を利用した植生分類図作成として、本研究では以下のような作業を行った。データベースについては、半島マレーシア全体を対象として、保護地域、野生生物種分布、野生生物種特性に関する既存情報の収集整理作業を行った。モデル地区調査については、半島部マレーシアのタマンネガラ(国立公園)西部、パハン州メラポー地区とその周辺を対象地域とした。対象地全域における中大型哺乳類の生息分布情報を聞き取り及び現地調査により収集し、12種に関する情報が得られた。また、異なる植生環境(自然林および二次林)にそれぞれ5�劼猟敢坤襦璽箸鮴瀋蠅掘�哺乳類および鳥類の生息状況を、直接観察、痕跡発見、ワナかけにより調査した。その結果、21種の中大型哺乳類(自然林14種、二次林12種、以下同様)、12種の小型哺乳類(9種、8種)、43種の鳥類(23種、27種)の生息が確認された。いずれの分類群においても、確認種数の違いは二つの植生環境間で少なかったが、種組成は大きく異なっていた。さらに、衛星画像から森林を一次林と二次林の二つに分類して植生分類図を作成した結果、タマンネガラ国立公園内はほとんどすべて一次林であるが、周辺ではほとんどが二次林化していることがわかった。衛星画像と一次林・二次林の動物相調査を広域に実施することで詳細なGAP解析への体制を整えた。


[キーワード]

自然保護、生物多様性、データベース、東南アジア、野生生物、衛星画像