研究成果報告書 J98B0840.HTM

検索画面に戻る Go Research



(694KB)

[B−8.地球温暖化に係わる対流圏オゾンと大気微量成分の変動プロセスに関する研究]

(4)対流圏物質循環モデルによる対流圏オゾンの分布と動態の解析


[研究代表者]

 

国立環境研究所・大気圏環境部大気物理研究室

●菅田誠治

[環境庁国立環境研究所]

 

大気圏環境部大気物理研究室

●菅田誠治

九州大学応用力学研究所

●鵜野伊津志


[平成8〜10年度合計予算額]

8,998千円

(平成10年度予算額2,932千円)


[要旨]

 1987年5月に観測された日本域の高濃度O3を物質輸送モデルシミュレーションにより解析した。観測データ、モデル計算、全球解析データはすべてコンシステントな結果を与え、春季の日本付近の高濃度O3には、成層圏起源のO3の沈降が重要な寄与を示した。
 モデルの感度解析から、地上付近のO3に対する対流圏内の光化学反応の寄与率10〜25%が示され、成層圏起源のO3が支配的であった。O3と比湿qの時空間変化には明瞭な逆相関がみられ、成層圏から対流圏への侵入の3次元構造が示された。上空7000mで輸送フラックスw×O3は下向きで最大1012molecule/c��/secのオーダーを取った。また、トラジェクトリー解析から、成層圏からの沈降が1〜2日の極めて短い時間スケールで生じたことが示された。


[キーワード]

対流圏オゾン、成層圏一対流圏交換、物質輸送モデル