研究成果報告書 J98B0621.HTM

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[B−6.陸域生態系の二酸化炭素動態の評価と予測モデリングに関する研究]

(2)人為的生態系の二酸化炭素変動機構のモデノレ化と予測

�’盛銘呂砲�ける炭素のシーケストレーションの評価

[研究代表者]

農業環境技術研究所

●袴田共之

[農林水産省農業環境技術研究所]

環境生物部植生生態研究室

●小泉博・西村誠一・中台利枝

平成8年度〜10年度合計予算額

7,505千円

(平成10年度予算額2,515千円)

[要旨]

 陸稲と大麦を二毛作した農耕地おいて土壌呼吸速度とそれに関わる環境要因との関係を解析し、夏作期と冬作期における農耕地の土壌呼吸速度を推定するための数種類のモデルを構築した。さらに、各モデルの妥当性を検討し、各作期における最適なモデル式を提案した。
 水稲を一毛作した水田よび陸稲、トウモロコシ、大豆を一毛作した畑地と陸稲、大麦、落花生、小麦、トウモロコシ、ー大麦を二毛作した畑地を対象に、水田と畑地生態系および作付体型の異なる畑地生態系において炭素の動態と収支を解明し、炭素(CO2)の吸収源・供給源の視点から農耕地の評価を試みた。一毛作と二毛作耕地では収支が異なり、一毛作畑地の年間の炭素収支は270〜320gCm-2のマイナスを示したのに対して、二毛作畑地の収支は160〜270gCm-2のマイナスを示した。畑地を二毛作として利用することにより、年間当たり50〜110gCm-2の炭素(CO2)の放出を低減することが可能であることが示唆された。これに対して、水田の炭素収支は22.3gCm-2のマイナスを示した。このマイナス分は、地下70cmまでの炭素の蓄積量のわずか0.22%にすぎず、水田における炭素収支は、畑地の場合と大きく異なり、比較的バランスがとれていることが示唆された。

[キーワード]

一毛作、二毛作、畑地、水田、土壌呼吸、炭素収支