研究成果報告書 J98A0151.HTM

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[A−1.衛星データ等を活用したオゾン破壊機構の解明及びモデル化に関する研究]

(5)不均一反応によるオゾン破壊機構に関する研究

� ̄�素分子・ラジカルの不均一反応機構の解明

[研究代表者]

国立環境研究所

●今村隆史

[環境庁国立環境研究所]

地球環境研究グルーブ オゾン層研究チーム

●今村隆史

大気圏環境部

●鷲田伸明

大気圏環境部 大気反応研究室

●猪俣敏、古林仁

(委託先)

東京大学

●幸田清一郎

京都大学

●川崎昌博

[平成8〜10年度合計予算額]

39,171千円

(10年度予算額13,003千円)

[要旨]

 不均一反応によって生成する塩素分子の直接検出法の開発、NO,I2,アセトンの硫酸を含む液体への取り込み過程、ヨウ化メチルの大気の窓領域での光分解に関する研究を行なった。(1)塩素分子の検出法の開発として、Kr共鳴ランプからの真空紫外光(123.6nm)照射によって生じる発光をモニターする高感度検出器を作製した。検出器は、他の微量成分気体の干渉を受けず選択的なCl2の検出が可能である事、発光強度とCl2濃度の間には0-10ppmvの広い濃度範囲で良い比例関係が見られる事、10ppbvの検出感度を有している事、などが確かめられた。(2)NOの水溶液への取り込み係数は小さい事、l2の取り込みは液相の反応によって支配されている事、アセトンの硫酸溶液への取り込みは可逆的な解過程が支配的である事、が明らかとなった。(3)大気中の主なヨウ素化合物であるヨウ化メチル(CH3I)の真空紫外域にある大気の窓領域(190-210nm)での光分解過程に関しては、光イオン化質量分析計を用いた光分解生成物の測定から、CH3+Iの過程の競合する過程として、HI分子(+CH2)を生成する過程の存在が見つかった。量子収率測定から生成するHIの収率は0.4±0.1と求まった。

[キーワード]

不均一反応、塩素分子、取り込み係数、ヨウ化メチル