研究成果報告書 J98A0142.HTM

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[A−1.衛星データ等を活用したオゾン層破壊機構の解明及びモデル化に関する研究]

(4)化学輸送モデルによる極渦の物理・化学過程に関する研究

��化学輸送モデルによる北極圏オゾン層破壊機構の解明

[研究代表者]

国立環境研究所大気圏環境部

●Lukyanov,Alexander

[環境庁国立環境研究所]

大気圏環境部

●中根英昭

地球環境研究グループ オゾン層研究チーム

●秋吉英治

[平成8〜10年度合計予算額]

3,705千円

(10年度当初予算額1,837千円)

[要旨]

 北極域においても南極オゾンホールのようなオゾン破壊が起こることが1997年の春に示された。しかし、数値モデルが十分にこの過程をシミュレートしている訳ではない。本研究では、欧州中期予報センター(ECMWF)が提供する全球の風のデータを用いて、風と共に動く気塊の中で光化学モデルを走らせ、北極域でのオゾン層破壊の機構を解明することを目的としている。この研究では、多数の粒子上でボックスモデルを走らせることにより、三次元ラグランジュアン光化学モデルを完成した。このモデルとオイラー型三次元光化学モデルによる計算結果を比較し良い一致が得られていることを確認した。また、極域成層圏雲(PSC)を通るトラジェクトリーについて詳細に検討した。その結 果、NOxが多い条件では、PSCと太陽光線の共存効果がオゾン層破壊を加速することが明らかになった。

[キーワード]

化学輸送モデル(CTM)、ラグランジュ型ボックスモデル、オゾン破壊速度、極域成層圏雲(PSC)、不均一反応、PSCと太陽光の共存効果